記事: 月子の「もうすぐ満月ですよ」那須で湯めぐり
月子の「もうすぐ満月ですよ」那須で湯めぐり
月に一度、満月の頃に、季節のお話や暮らしのこと、心身のことなどお届けします。
那須で湯めぐり
寒中お見舞いを申し上げます。
那須は、本当に寒いんですよ。身を斬られるような、“凜とした寒さ”…。
だからこその至福~!のひとつが、温泉です。
那須は、湯治場の雰囲気が息づく老舗旅館、大自然に抱かれた露天風呂のある隠れ家的な宿、スタイリッシュな温泉リゾートホテルなど、多彩な宿が揃っている温泉天国なんです。ご存じでしたか?友人とのんびり一泊で出かけたり、日帰り湯や足湯などで楽しんでいます。
一番古い「那須温泉(鹿の湯」)の開湯は、西暦630年頃、なんと1400年近く前なのです。矢を打たれ傷ついた白鹿を追って探し出したら、白鹿がこの温泉で傷を癒していたのを発見した…と言う逸話が残っています。だから「鹿の湯」という名前で呼ばれているんですね。
その後、江戸、明治、大正、昭和と、那須に新たな温泉が発見されていきました。日本の温泉の泉質は10種類に分類されるそうですが、今日の那須にはそのうち6種類が揃っていることも大きな特色。美肌、美白、ピーリング効果、保湿効果など、どの温泉にもお肌に良い効果がうたわれています。
江戸時代、全国の温泉地を東西に分け、相撲の取り組み表に倣って温泉の効能についての番付表にした『温泉番付』がありました。その番付では那須温泉が東の関脇に選ばれたことも。ちなみに当時は、相撲同様、まだ横綱の地位はなかったので、那須は最高位・大関の草津に次ぐ関脇、東の名湯として名を馳せていました。
どの温泉も好きですが、まず友人などに紹介するのは一番古い「那須温泉(鹿の湯)」。そばには温泉の発見によって建立されたその名も「那須温泉神社」があります。木々の中に伸びる古い参道や樹齢800年のご神木など、古からの厳かな気が満ちているパワースポットとしても人気です。その入り口には無料で楽しめる足湯もあって、ホカホカしながら眺める冬景色、なんとも贅沢な時間です。
那須町観光協会から、クーポン特典付き湯めぐり本『湯めぐりと、クー本゜』が発売されています。温泉情報や定番スポット、グルメ情報、スタンプラリーも!3月いっぱいまでなので、それまでに友人を誘って湯めぐりをする予定です。知らなかった情報もいっぱい。お楽しみが増えました!
それから温泉のお土産におすすめなのが塩原温泉・板室温泉の温泉水が入ったリップクリーム(550円)。いちごみるくの香り付きです。温泉、そしていちごファーム、牧場も点在する那須がぎゅっと詰まった1本。愛らしいピンクのデザインが気持ちにも潤いを与えてくれます。
お肌の調子はいかがですか。
温泉の美肌効果は泉質によって変わります。「硫黄泉」美白作用 「炭酸水素塩泉」クレンジング作用 「硫酸塩泉」肌の蘇生作用 「塩化物泉」保湿作用 「酸性泉」ピーリング作用 「単純温泉」敏感肌にもマイルドな角質オフ作用。温泉で美肌に磨きをかけましょう。