月子の「もうすぐ満月ですよ」梅雨から夏のお茶
月に一度、満月の頃に、季節のお話や暮らしのこと、心身のことなどお届けします。
梅雨から夏のお茶
青葉若葉のきれいな初夏から、もうすぐ梅雨に入りますね。
考えただけで、ちょっと憂鬱な気分になりますが、医療現場でも「梅雨うつ」「梅雨だる」と言われるなど、多くの人が体調不良になりやすいのだとかーー。
梅雨寒があったり、夏日になったり。不安定な天気や気圧・気温の大きな変化に自律神経も乱れがちになって、頭痛や肩こり、疲れが抜けない、食欲不振などになるとされています。
そんな季節による変化と上手に付き合って、体調を整えるためには「睡眠をしっかりととること」と、室内で過ごしがちだからこそ努めて「適度な運動を心がけること」も大切。気分の大きなリフレッシュ効果が得られるからですね。朝のラジオ体操、ストレッチなどをするようにしています。
そしてもう一つは、常温か温かい飲み物を飲むようにすること。とくに暑い日には、熱中症予防を意識して水分補給は怠らないようにしないとですね。家ではもちろん、外出時にも水筒などに入れて、忘れずに持ち歩くようにしています。
その日の気分で色々なお茶を楽しみますが、お気に入りのお茶は、緑茶。すっきりといただけ、ビタミンCの補給にもなります。殺菌効果や免疫力アップの期待もできるとされています。
毎年、わずかですが茶葉を摘んで自家製緑茶を作ります。きれいなグリーンは見ただけで爽やかで明るい気分になり、香りや味わいでもリフレッシュ。この時期の心はずむお楽しみです。
育てている和薄荷やカモミールティーなど、ハーブティーの出番も多くなります。
和薄荷は清涼感で気分がリフレッシュ、殺菌効果や抗ウィルス効果も期待できるとか。夏バテにもいいとされています。カモミールはちょっと甘い優しい香り。消化機能を整えてくれたり、リラックス効果で睡眠の質を高めてくれたり。冷えにも効くとされていて、梅雨寒の日にはおすすめです。胃腸の調子が整わない時には、紅茶に少しドライラベンダーをプラスしたお茶を作って、いただいたりも…。
そして南アフリカだけで育つマメ科の植物“ルイボス”から作られるルイボスティーも我が家にはなくてはならないお茶。昔から先住民が健康のために飲んでいたお茶で、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルやポリフェノールが豊富に含まれているそうです。強い抗酸化作用があり、アレルギーや便秘にも効果があるとされる頼もしいお茶。きれいな赤茶色も魅力なんです。
梅雨が明け、夏本番の暑さが続く頃には冷たいお茶にしたり、レモンや梅干しといった酸味を加えたり、蜂蜜をプラスしたり。水筒で持ち歩く際には、少しお塩を入れたりもしています。
今日はどんなお茶にしようかな。ハーブ図鑑なども見ながら考える時間も気分のリフレッシュになり、気に入っています。
お肌の調子はいかがですか。
梅雨は湿度の高さからベタつき、汗や皮脂汚れが気になります。ていねいに洗顔することが大切。また、晴れ間の少ない梅雨ですが、実は紫外線量は多いシーズン、肌にダメージを与えています。外出時にもメイクの上からスプレーできる化粧水・ミネラルウォーターなどで水分を与えることがおすすめです。