月子の「もうすぐ満月ですよ」皆既月食に思うこと
皆既月食に思うこと
今年の11月8日は満月。しかも皆既月食です。
皆既月食とは、太陽・地球・月が一直線に並び、月が地球の影に完全に隠されて暗い赤色に見える現象。18時過ぎから始まり、月が赤く見える皆既月食は、19時16分から20時42分頃。皆既月食が終わって徐々に黄色い月が見え始め、21時50分くらいにいつもの明るい満月になる予報です。
さらに今回は、天王星食も同時に起こります。
月食と惑星食が同時に観察できるのは、超希少なこと。次回は土星食で、何と322年後!と紹介されていました。
天気も上々の予報、日本各地で観察ができるのではないかと期待されています。
ちなみに皆既月食だけなら、日本では2025年に見られるとか。
皆既月食は、各地の神話や伝説などにも登場し、多くは秩序を脅かす現象と捉えられています。明るい満月が陰って、暗い赤色になるのですから、やっぱりダークな印象、暗いイメージになりますよね。
でも一つ、ちょっと希望を感じる神話を見つけました。アフリカのトーゴやベナンに住むバタマリバ族の神話で、皆既月食・皆既日食は、太陽と月が戦っていると捉え、人々はそれを止めようとした、というものです。
転じて、皆既月食・皆既日食には人々が集まり、古い確執を取り除いて、怒りを沈める期間と考えるようになったというのです。
皆既月食を科学的な天体ショーとして楽しむとともに、一方でバタマリバ族の神話に倣って、少しでも確執や怒りを感じることがあれば、皆既月食とともに手放してしまう事にしよう…。そんな視点で自分をチェックする、いい機会にもなると思いませんか。
さて、地上では紅葉が日に日に鮮やかになり、まさに錦繍の秋ですね。
日光連山の男体山は、10月25日に初冠雪。季節が織りなす色模様に、日々、ときめいています。天体ショー、そして地上の秋から冬への色鮮やかなショーも、たっぷりと…。心豊かな秋を満喫しなくちゃ、ですね。
お肌の調子はいかがですか。
赤い色は元気を与えてくれる色。血行促進、体温上昇にも作用するともいわれてきました。赤い下着が若々しさをキープしてくれると言われ、世代を問わず人気となっています。そして2020年には赤色LEDの光で肌の老化を抑制することが期待できる、という研究結果も発表されました。赤い紅葉を通して降り注ぐ太陽の光は、まさに赤い光の効果!?そう思えば紅葉狩りに出かけるのが、さらに楽しくなりますね。