月子の「もうすぐ満月ですよ」今夜、月光浴をお忘れなく
月に一度、満月の頃に、季節のお話や暮らしのこと、心身のことなどお届けします。
今夜、月光浴をお忘れなく
ウィンターブルーという言葉をご存知ですか。
きれいな印象の言葉…と思ったら、冬に気持ちがブルーになること、冬季ウツのことでした。
冬季ウツは、晩秋から冬にかけて日照時間が短くなることで体内時計が乱れ、ハッピーホルモンとも呼ばれるセロトニンの分泌が減少することで起こるのだそう。
気分が落ち込み、孤独感、倦怠感、罪悪感などを覚える点では一般的なウツと同じです。
異なる点は食欲・体重・睡眠が一般的なウツでは減少傾向になるのに、冬季ウツでは増加傾向になること。
そういえば深刻ではないまでも、なんとなく冬は気持ちが塞ぐことが多いかなあと、思い当たります。確かに、体重も増えてしまいます。若年層や女性に比較的多いとかーー。
――良い目覚めのための日光浴
冬季ウツは日照不足が大きな原因、予防するにはお日様の光をたくさん浴びるようにすること。特に朝の光は重要なポイント。窓越しでもたっぷり浴びることで、体が夜から朝になったことをキャッチして、日照不足で起こるとされる体内時計の乱れが整うのです。
晴れた日は言うまでもなく曇りの日でも日照効果はあるというので、冬とはいえ屋外で過ごす時間をできるだけ持つように心がけています。日当たりの良い部屋で過ごすように意識するのも良いですね。
――良い眠りのための月光浴
そして夜、眠りに入る前のリラックスした過ごし方・眠る環境づくりをすることで質の高い睡眠が得られ、体内時計も整うことで冬季ウツ予防になります。
おすすめのひとつが月光浴。特に満月の前後2~3日は効果が大きいとされています。場所はリラックスできるところ。日光浴同様に、外はもちろんベランダや窓辺で大丈夫。時間帯は午前0時前までに行うこと。なぜなら深夜は魔の時間、とされているからです。
できれば入浴後、全身に5分ほど月光を浴びれば十分とか。そして月光浴の後はすぐに就寝すること。テレビやパソコン、スマホを見ては効果が消えてしまうのだそうです…。
月光浴のほかに、良い眠りへと誘ってくれるものに炎の揺らぎがあります。ほっとリラックスさせてくれるからですね。
そして最近、湯たんぽ人気が復活しておしゃれなものをよく見かけますが、湯たんぽは眠るのにちょうど良い体温や血流の変化をもたらしてくれるとか。良い眠りを得るには電気毛布などより優れている、というエビデンスもあるそうです。
一方、昔から眠る前に良いとされていたホットミルクですが、夜はかえって目が冴えてしまうとか!?ホットミルクも冷たい牛乳も、セロトニンの分泌を促すまでの時間を考えても、朝に飲む方がいいこともわかってきました。ちょっとびっくりですね。
自然の巡りの中で、誰もが陥ってしまうかもしれないウィンターブルー。
そのメカニズムを知って上手に回避したいですね。
もうすぐ満月―――。今夜、月光浴をお忘れなく。
お肌の調子はいかがですか。
夜、眠る前のお肌のお手入れにフェイスマッサージをしていますか。リズミカルなフェイスマッサージにより、幸せホルモンであるセロトニンの活性化が起こることがわかっています。
お肌のお手入れが、リラックスした幸せな気分ももたらしてくれるということ。気分が優れない日は、多機能満月ジェルでゆっくり時間をかけてフェイスマッサージがおすすめです。