2022年4月 月子の「もうすぐ満月ですよ」猫の恋
月子の「もうすぐ満月ですよ」
月に一度、満月の頃に、季節のお話や暮らしのこと、心身のことなどお届けします。
猫の恋
我が家の前にシルバー(♀)と名付けた猫がやってくるようになって、2年余り。そしてこの春、黒猫(♂)もやってくるようになったな、と思ったら白黒猫(♂)もやってくるようになりました。
微妙な距離を保ちながら、仲良しなお友達のような、恋が始まるような始まらないような…。
男の子たちはとても紳士的な振る舞いで、全てはシルバー次第のようです。
「猫の恋」は、俳句では春の季語。このほかに「猫の妻」「猫の夫」「うかれ猫」「はらみ猫」「子猫」などが春の季語になっています。ちなみに冬は「炬燵猫」「竃かまど猫」など。
一方、犬の季語としては「猟犬」(冬)くらいです。
猫の季語が多いのは、俳句が盛んになった江戸時代から、庶民が猫を飼うことも多くなり、人の暮らしや住まいと添っているからと言われています。
猫の恋やむとき閨(ねや)の朧月 (松尾芭蕉)
この月夜いつか見たりき猫の恋 (山口誓子)
子猫の斑夕月の斑とにほやかに (中村草田男)
くすぐつたいぞ円空仏と子猫の手 (加藤楸邨)
春雨や猫に踊りを教える子 (小林一茶)
かげろふや猫にのまるる水たまり (芥川龍之介)
猫と月を詠み合わせた句もありますが、そういえば萩原朔太郎の「猫」という詩には、2匹の黒猫と三日月が登場します。内容から恋猫に違いありません。猫は詩にもよく登場し、文学的な動物のように思います。
そして猫の瞳孔は、光によってまるで月相のように変化することから、月の動物とも言われています。特に黒猫で金の瞳の猫は、月を映しているようですね。
さて、日々、我が家の前に現れる3匹の猫、と思ったら白黒猫は2匹と判明しました(笑)。
猫には満月の時にのんびりするタイプと、狼男のように元気になるタイプがあるとか。
春の満月、恋の駆け引き中の4匹の猫の物語は…。
お肌の調子はいかがですか。
春爛漫の季節は、お肌にとっては紫外線が気になるシーズンです。ヘチマ水には、日やけによるシミやソバカスを防ぎ、お肌を整えるとされているサポニンが含まれています。朝晩のお肌のお手入れはもちろん、小さなスプレー容器に入れて持ち歩けば、火照ったお肌にシュシュっと気持ちよく、安心です。首や手、腕にも気持ちがいいですよ。