記事: 月子の「もうすぐ満月ですよ」宇宙の循環
月子の「もうすぐ満月ですよ」宇宙の循環
月に一度、満月の頃に、季節のお話や暮らしのこと、心身のことなどお届けします。
宇宙の循環
お月見の準備を…と出してきた三方は、唐草模様の風呂敷に包んであります。昔ながらの唐草模様、現代の暮らしには馴染みが薄いと思っていのですが、最近は昭和レトロな魅力で若者に人気のようですね。

唐草紋様はイスラムから始まった紋様。さまざまなものに絡みついて繁茂する蔦のつるの生命力に、繁栄と不滅、そして長寿の連想を重ねたのだそうです。そしてやがては宇宙の循環や無限の広がりをも象徴するものになりました。
その紋様が中国(唐)を経て日本に伝わり、唐草模様と呼ばれるようにーー。日本では単純な唐草紋様だけでなく、牡丹唐草、蓮唐草、菊唐草、竜胆(リンドウ)唐草、瓜唐草、葡萄唐草など、花や実と組み合わせたものも生まれました。それらが着物や器、唐紙などを多彩に彩り、日本の美の世界を広げてくれています。

月子のへちま唐草模様は神土で逞しくつるを絡ませながら育ち、きれいな花を咲かせ実を結ぶ、そんなへちまのしなやかな美しさを表現したいと考えたもの。そして採水したへちま水が、健やかな肌を育む巡りとなるように…との願いも込めました。
今年も中秋の名月が巡ってきます。中国で始まった中秋節(中秋の名月と同じ旧暦の8月15日)に一年の収穫と家族の円満を満月に祈る風習が、平安時代に伝来し、日本でも収穫に感謝し月を愛でる日となりました。
そして毎年、神土のへちまの採水を行う時期でもあります。
今年の猛暑を乗り越え元気に育ったへちまたちは、中秋の名月(今年は9月25日)の頃の月の引力によって通常より多くの水分を吸い上げ、茎の切り口からたっぷりのへちま水を滴らせ、採水させてくれるに違いありません。

へちま畑の様子を見に出かけると、無農薬無肥料の畑ではいろいろな生き物たちと遭遇します。チョウやトンボ、テントウムシ、カメムシ、時にはイモムシ…。みんなよく見ればさまざまなデザインに彩られ、かわいいな、美しいな、かっこいいなと見惚れてしまいます。
ここ神土で生命が巡り、季節の小さな宇宙が広がっていることに、改めて感謝しています。

お肌の調子はいかがですか。
お肌に良いとされる食材のひとつに、キノコがあります。肌の新陳代謝を整えるビタミンB群や美肌づくりに大切な腸内環境を整える食物繊維が多いこと、そして肌のアンチエイジングをサポートする抗酸化物質が含まれているものもあります。中でも白きくらげは、薬膳では体内の潤いを保ち、肌の乾燥を防ぐのに効果的な食材とされています。スープやデザートに、いかがですか。








